あれは高校2年の春だった。
ゴールデンウィーク明けの5月6日。ぼくは寝坊して、慌てて教室の後ろのドアを開けた。名前の書かれた黒板の前に、少し長めのロングヘアーの女の子が立っていた。
転校生のようだ。
「吉川春香です。よろしくお願いします」
彼女はみんなに向かってお辞儀をした。そのあと、一瞬、彼女と目が合った。
担任の後藤先生が
「じゃあ、あそこの席に」と教室の一番後ろの席を指した。
ぼくのとなりだ。ぼくの苗字は【八城】で出席番号が男子の最後だった。彼女の苗字は【吉川】だから、女子の最後だ。
となりの席は4月からずっと空いていて、だれが来るのか気になっていた。ぼくは16年生きてきた中で、最高にラッキーなことが今起きたと思った。すると、
「八城、おまえもぼうっと立ってないで早く席につけ!」
と先生に叱られ、みんなに笑われた。
それまでは、放課後にバスケットボールをするために通っていたようなものだった。教室でじっと授業を聞いているのは、退屈でつらかった。でも、彼女が来てから毎日学校に行くのが楽しみになった。あいさつをしたり、英語の授業で会話の相手をしたり、落とした消しゴムを拾ってあげたり、そんなささいなやりとりが、ぼくにとっては試合でシュートを決めたときのようにうれしかった。
吉川のほうも新しい学校に慣れ、友だちもできて、楽しんでいるようだった。頭も良く、定期テストでは学年上位に入った。入部したテニス部でも三年生より上手だと評判だった。ぼくは部活で休憩時間になるたびに、体育館の外に出て涼んでいるふりをしながら、テニスコートで練習する吉川を遠くから眺めていた。
ところが、6月に入ると、様子が変わった。転校してきたばかりのころは、休み時間になると、彼女の周りに次々と女子が寄って来て、おしゃべりをしたり、にぎやかなものだった。けど、吉川に関する嫌なうわさがあちこちで流れ、彼女の周りから、一人、また一人と友だちがいなくなった。
人気のある男子に告白してふられたとか、大学生と夜遊び歩いているとか、転校してきたのは前の学校で先生と付き合っているのがバレたからだとか……。どれも耳をふさぎたくなるような悪いうわさばかりだった。
吉川は一人ぼっちの休み時間を、本を読んで過ごした。そのうちテニス部も辞めてしまった。毎朝、決まった時間に登校し、放課後になると、ぱっと席を立って帰るようになった。
でも、彼女は学校を休んだりはしなかった。そのおかげで、ぼくの日常はなんとか保たれた。
バスケ部は地区大会で優勝し、7月の県大会に出場することになった。三年生にとっては最後の大会だったが、ぼくは二年生でただ一人試合に出ることができた。チームで一番身長が高いこともあってセンターを任された。
「背が高いだけ」と言われたくなくて、今まで以上に練習に励んだ。朝も早起きして、体育館でシュート練習をした。そのせいで授業中起きているのが、ますますつらくなった。
その頃、クラスメイトたちは、来月の花火大会をだれと見に行くかで盛り上がっていた。親友の高橋に
「八城もいっしょに行こうぜ!」と誘われたが、
「県大会があるから、やめとく」
と断った。
花火大会は決勝戦の前日だった。
その日、市内の体育館で県大会の準々決勝が行われた。結果は惜しくも負けてしまった。引退が決まった三年生はみんな泣いていた。
解散したあと、ぼくは体育館の周りを一人で走った。太陽がじりじりと照りつける中、何周も、何周も……何も考えられなくなるまで走った。
空が暗くなりかけたころ、もう一歩も走れなくなり、体育館の前の水道で頭から水を浴びた。そのとき、後ろから
「おつかれさま」と声をかけられた。
振り向くと、彼女が立っていた。
「吉川……なんで?」
「試合、見に来たの。ひまだったから」
「ふうん。バスケット、好きなんだ」
「そういうわけじゃないけど、八城くんがバスケットしてるところを一度見てみたかったの。いつもテニス部の練習、じろじろ見られてたから、その仕返しに」
「……」
気づかれていた……
「惜しかったね。最後のシュート」
そうだ。あのシュートさえ決まっていれば、今日の試合は勝てたかもしれない。
「ああ。おれのせいで負けたんだ」
「そんなことないよ。何本もシュート決めてたじゃない。それに、かっこよかったよ。必死でボールを追いかけてる八城くん」
吉川に「かっこよかった」と言われて思わずドキッとした。
「仕返しっていうわりに、ちゃんと見てくれたんだ。でも、なんでこんな遅い時間まで」
「だって、帰るとき一声かけようと思ったら、八城くん、急に走り出しちゃうんだもん」
「あ、そうか」
「はい、これ。もうぬるくなっちゃったかも」
彼女がビニール袋から取り出したのは、ペットボトルのコーラだった。
「あ、コーラ! サンキュー」
「この近くの自動販売機じゃ売ってなくて、わざわざ駅前のコンビニまで行って買ってきたんだよ。まあ、わたしものどが渇いて何か飲み物がほしかったから、そのついでだけど。コーラ、好きなんでしょ?」
「あれ? おれ、コーラが好きって言ったことあったっけ?」
「言ってたよ」
「えっ?」
「英語の授業で【アイ ライク コーラ!】って」
とぼくの真似をして太い声で言った。それがおかしくてぼくが吹き出すと、吉川もおなかを抱えて笑い出した。その笑顔がたまらなく可愛くて、気が付くと、ぼくは彼女を花火大会に誘っていた。
「いいよ。いっしょに行こう」
花火大会の日、待ち合わせの時間ちょうどに公園に着いたが、彼女は見当たらなかった。
公園の中は、もう見物客でいっぱいだった。ぼくの身長なら立ってさえいれば、どこからでも花火が見えそうだが、吉川の身長だと厳しいかもしれない。どこかいい場所がないか探していると、
「ごめん。遅れて」
と後ろからTシャツの裾を引っぱられた。
浴衣姿の吉川は、まぶしかった。紺色の浴衣に赤い金魚が泳いでいた。髪型も普段と違い、結んだ髪を丸くまとめて、前髪を横に流してピンで留めていた。制服姿しか見たことがなかったので、いっしょにいるだけでなんだか照れくさかった。
「だ、だいじょうぶ。おれも今来たところだから」
「そう。八城くんは大きいから見つけやすくて助かったよ。ごめんね。去年までは浴衣はお母さんに着せてもらってたんだけど、今年は初めて一人で着たから、時間かかっちゃった。変じゃない?」
「う、うん……」
本当は「きれいだよ」とか、「似合ってるよ」という言葉が一瞬頭に浮かんだが、恥ずかしくて口にはできなかった。
見物できる場所を探さなきゃと思っていたが、吉川が「わたし、お母さんにいいところ教えてもらったんだ」というので、花火大会が始まるまで二人で屋台を巡ることにした。
たこ焼き、焼きそば、フランクフルト、りんご飴にカキ氷、輪投げに射的に金魚すくい……。たくさん食べて、たくさん遊んだ。
ぼくが大きな口を開けてばくばく食べる様子を吉川は楽しそうに眺めていた。ぼくも子どもみたいに射的や金魚すくいに夢中になる彼女を見るが楽しかった。
日が暮れて、そろそろ花火大会が始まるころ、吉川の言うおすすめの場所に向かおうとした。そのとき、
「八城くん!」と声をかけられた。
同じクラスの井沢佳苗だ。そのとなりに知った顔の女子が二人いた。たしかみんなテニス部のはずだ。
井沢たちは、ぼくのとなりに吉川がいるのを発見すると、眉をひそめてコソコソ話を始めた。
きっとこいつらがあの変なうわさを流したに違いない。頭に来た。
「行こう!」と吉川の手をとった。
「え、ちょっと待ってよ」と言う吉川の声を無視して、ずんずん歩いた。
人込みを抜け、公園から50メートルほど離れた橋の上まで来たとき、立ち止まって、
「あいつらのことなんか気にすんなよ。おれは信じてるから」と言った。
そこで握っていた手をそっと放すと、彼女の目からぽろぽろ涙がこぼれてきた。
「泣くなよ」
「ちがうよ。八城くんが強く手を引っ張るから、痛くて涙が出てきたの!」
そんなに強く引っ張ったわけでもないが、一応「ごめん」と謝った。
吉川はハンカチで涙をぬぐってから、「よし、許してやる」と少し偉そうに言った。それは、どこかぼくに向けられた言葉ではないと感じた。
吉川のおすすめの場所というのは、橋の近くにあるマンションの屋上だった。母親の同僚がここに住んでいるそうだ。その人の話によると、花火大会の日は特別に屋上を開放しているということだ。もともとは住民向けのサービスだったようだが、住民たちが友人や親戚を連れて来るので、その日は、だれでも入って行けるようになっているらしい。
エレベーターで屋上まで上がると、おおぜいの人が椅子やレジャーシートに座って、食べたり飲んだりしていた。だが、公園ほどの混雑ではなかった。ぼくらも持ってきたシートを敷いて、並んで座り、花火を待った。空はすっかり暗くなっていた。
ひゅ~と音がしたかと思うと、ぱっと大きな光の輪が夜空に咲いた。
「すごい! きれい!」
花火大会が始まると、吉川はさっき泣いていたとは思えないほど明るく元気になった。赤や黄色の花火が次々と打ち上がり、あっという間に第1部が終了した。
次の第2部が始まるまで少し時間があったので、二人で飲み物を買いに行くことにした。
自動販売機でジュースを買い、エレベーターを待っているとき、
「ねえ、吉川って勉強できるけど、塾とか行ってるの?」
と聞いてみた。
「ううん。うち、両親が離婚しちゃってさ。お母さんが遅くまで働いているから、わたしが料理とか掃除とかしなきゃいけなくて、時間ないから行ってない。それもあって、テニス部、辞めちゃったんだ」
意外な答えが返ってきたが、冷静なふりをして「ふうん」とあいづちを打った。
「わたしね。実は転校する前まで苗字は『吉川』じゃなくて、『相島』だったの。『吉川』はお母さんの旧姓。だから、最初はなんか違う名前で呼ばれるの嫌だなって思ってたんだ」
「そうなんだ……」
「でも、そのおかげで八城くんのとなりになれた」
「えっ」
「今は吉川でもいいかなって思ってるの。新しい自分になれたみたいだし。それに、八城くんも『ヨシカワ~』って呼ぶし」
吉川は自分の名前だけぼくの声を真似て言った。
「悪かったな」
買ったばかりのコーラをのどに流し込む。
「下の名前で呼んでもいいよ。『春香』って」
ブッと思わずコーラを吹き出してしまった。ゴホゴホと苦しんでいるぼくを見て、吉川は
「あはは、本気にした?」と楽しそうにほほえんだ。
第2部の花火もにぎやかに終わり、あとは最後の第3部を残すのみとなった。話題が途切れて気まずくなったので
「何か食べ物でも買って来ようか?」と言ったら、
「ええー! まだ食べるの!?」と呆れられた。
しばらく二人で黙っていると、吉川がつぶやいた。
「あのさー。実は夏休みが終わったら、わたし……また転校するの」
「う、うそ。どこに?」
「北海道。お母さんの実家。離婚して、職場を変えて東京からこっちに引っ越してきたんだけど、やっぱり二人暮らしじゃ、きついって……」
ぼくは頭が真っ暗になった。そして、思わず余計なことを聞いてしまった。
「なんでお父さんとお母さん、離婚しちゃったの?」
「……お父さん、お酒を飲むと暴れるんだ。昔は優しい父親だったんだけど、会社をリストラされてから、毎日飲むようになって……。物に当たるだけじゃなく、お母さんを叩いたり、蹴ったりして。それでも、お母さんは耐えてた。けど、ついにわたしにまで手を上げるようになって、もう我慢できないって……」
「そうだったんだ……」
「ほら、ここ」
吉川はピンで留めていた前髪を持ち上げた。額に3センチほどの傷跡があった。
「叩かれて倒れたときに、テーブルの角で切っちゃったんだ」
「ごめん、変なこと聞いちゃって……」
「ううん。わたしのほうこそ、ごめんね。北海道に行くことも、離婚のことも、本当はみんなに黙っておこうって思ってたんだけど、やっぱり八城くんには話しちゃった」
吉川は前髪のピンを留め直し、話を続けた。
「……きっと、みんな、すぐにわたしのことなんか忘れちゃうよ。わたしだって嫌なことはぜーんぶ忘れる。それで、北海道に行ったら新しい生活を思いっきり楽しむんだ、って思ってた。でも……やっぱりここをただの通過点にしたくないんだ。いつか振り返ったとき、この時間にもなにか意味があったって思いたい。だから、八城くんはわたしのこと、ずっと覚えてて」
「え……」
吉川はじっとぼくの目をのぞきこんだ。ぼくは小さく「うん」とうなずいた。
「もう一つ、いい? どうしてわたしがみんなに無視されてたか、聞いてほしいの。実は八城くんとちょっと関係があるんだ」
「うそ……」
「ほら、あのとき、消しゴムを拾ってくれたじゃない。テスト中、わたしの消しゴムが前の席の方まで転がっていって、どうしようって思っていたら、八城くん、わざと自分のえんぴつを落として、『先生、えんぴつ、拾ってもいいですか』って言って、さっと消しゴムも拾ってくれたでしょ。そのあとの休み時間、ノートの切れ端に『さっきはありがとう』って書いて渡したの。覚えてる?」
「う、うん」
覚えてるどころか、今でもそのノートの切れ端は家の机の中に大事にしまってあった。
「それを見てた子がいるの。それで、わたしが八城くんに気がある。転校生なのに手が早いって」
「えっ、それが原因で?」
「ううん、たぶん、それはただのきっかけ。でも、八城くん、女子の間でけっこう人気があるからさ。その頃から一部の女子に避けられるようになって……。そのあと、サッカー部の前野くんに呼び出されて告白されたんだ。『付き合ってほしい』って。はっきり断ったんだけど、しつこいから、テニス部の友だちに相談したの。そしたら、その話が井沢さんの耳に入って……。井沢さん、前野くんのことが好きだったみたいで……。変なうわさを流されて、テニス部とクラスの女子から無視されるようになったの」
「……ごめん。おれ、余計なことした」
「そうじゃない! 八城くんに謝ってほしくて話したんじゃないよ! お礼が言いたかったの」
「お礼?」
「そう。みんなに無視されてたけど、八城くんはいつもとなりにいてくれたから」
たしかに、ぼくは吉川のとなりにいた。休み時間はたいてい自分の席で居眠りをしていた。けど、本当に眠くて寝ていた時もあるが、半分は寝たふりだった。一人ぼっちで本を読んでいる彼女を目立たせたくなかったからだ。ぼくの大きな身体で彼女を隠したかった。いや、本当はただ彼女のそばにいたかっただけかもしれない。
——うっすら目を開けると、窓から入ってきた風が君の髪を揺らしている。君の細い指がページをめくるたび、長いまつげが蝶々のようにまばたきをする。2学期になっても席替えなんかしなくていい。ずっとこのままでいたい——
「……寝てただけだよ」
「そう。けど、ありがとう。そのおかげで毎日学校に来れたよ。あ、始まった。花火」
花火大会が終わり、吉川をうちまで歩いて送ることになった。まだ騒がしい公園の前を足早に通り過ぎる。大通りを抜けて、住宅地に入ると、すっかり静かになった。街灯の明かりがとなりを歩く吉川の横顔を照らす。いつもより大人っぽく見えた。
もうぼくに残された言葉は一つしかなかった。伝えたい。けど、吉川は遠くへ行ってしまう……。伝えたところで、この先どうなるわけでもない。それに、彼女はもう新しい場所へ旅立つ準備をしている。邪魔するわけにはいかない……。だが、それでいいのか?
そんなことを考えているうちに、彼女の住むアパートに着いてしまった。
「今日はありがと。楽しかったよ」
「……うん、おれも」
「ねえ、さっき言ったことだけど、約束ね。わたしのこと、ちゃんと覚えてて」
「ああ、忘れないよ」
「ありがと。わたしも八城くんのこと忘れない。コーラが好きなことも、ちゃんと覚えておく」
「おれも覚えとく。吉川は射的は案外上手いけど、金魚すくいが下手なこととか」
すると、吉川は指を銃の形にして、「バーン!」とぼくの胸を打つふりをした。ぼくはそれに付き合って「うっ、やられた……」と苦しそうに手で胸を押さえ、倒れ込むふりをしてあげた。彼女はそれを見て、あははと楽しげに笑った。ぼくは、もうこの笑顔が見られなくなるのかと思うと、本当に胸に穴が開いてしまったように感じた。
「そうだ。むこうに行ったら手紙書くから、住所教えて」
吉川は巾着から手帳とボールペンを取り出し、ぼくに手渡した。
ボールペンのキャプを外し、住所を書いた。その下に、震える手で、ぼくはついに言えなかった三文字を記した。
そのページを開いたまま、ボールペンを乗せて返すと、「ありがとう」と彼女は受け取った。そして、吉川はその言葉を見つけると、パッと手帳で顔を隠した。それから、くすくすと笑い出した。
「なんだよ」
「ううん、なんでもない」
吉川は手帳を閉じて、巾着にしまった。そのとき、カシャンとボールペンが地面に落ちた。
「はぁー、最後まで世話が焼けるなぁ」
かかんで拾い、「ほら」と彼女にボールペンを差し出した。その瞬間、唇にやわらかいものが触れた。
目の前に、まぶたを閉じた吉川の顔があった。
「ごめん。わざと落とした。あのときの仕返し。八城くんは背が高いから、背伸びしても届かないと思って……」
そう言うと、彼女はアパートの階段を駆け上がっていった。そして、2階まで行くと、手すりをつかんで、空に向かって、
「わたしも八城くんが好きー!」
と叫んだ。
それから、彼女はこっちを向いて「バイバイ」と小さく手を振り、奥の方へと消えて行った。ドアが閉まる音が聞こえても、ぼくはしばらくその場を立ち去ることができなかった。
年末に吉川から手紙が届いた。元気でやっている、合唱部に入った、友だちもたくさんできたと書いてあった。でも、会いたい、とは書いていなかった。
ぼくは返事を書くため、便箋と封筒を買い、机に向かった。何時間もかけてやっと書き上げたが、ポストに入れる直前に破いて捨ててしまった。
もうぼくは消しゴムを拾ってあげるような気軽さで、彼女に接することはできなくなっていた。直接会いに行こうかと思ったりもしたけど、結局、その後、連絡は途絶えた。
夏が来て花火を見るたび、あの日のことを思い出す——夜空に散った光の粒、花火の音、人々の歓声、いっしょに食べたカキ氷の味、火薬の匂い、やわらかな唇——でも、君の顔だけは上手く思い出すことができなくて、また生ぬるい夜の風がぼくの胸を吹き抜けていく。
(完)
今日はこの話を読んでしました!読み当たりから嬉しいけど完了で心臓が痛んだ。ハッピーエンドほしかったくせに僕の過去もそのような失敗ことがあると認めた。次の話しにとっても楽しみです!ありがとうございます!
ReplyDelete正直な感想を教えてくれて、ありがとうございます。インドの方も「ハッピーエンドを期待していたので、終わり方がちょっとショックだった。でも、気持ちはすごくわかる」と言っていました。そして、「二人が幸せになる続きを書いてほしい」と頼まれて、どうしようかなと迷っています。
Deleteまあ、創作の志向が尊敬している。ダーティハリーやランボーの続編は原作の終わりの影響が減少させる。だから悲しい終わり好きじゃないけど、終わりの強いさ認めるなければらない。先生はどれを選んだとしても次の作を楽しみです。
Deleteもうさん、ありがとうございます。そうですね。続編はやはり前作を超えるぐらいのものでないと物足りませんね。次作もがんばります!
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